に子の反乱
いち子が高校生に、
に子も無事に中学に合格し、
やっと私も気分が楽になる。
と思っていたものの
実際はそんなことは全くなく、
いち子が5時半に学校へ
その前にお弁当を
に子が8時に学校へ
その前にお弁当を
と5時台に起きなければ
間に合わなくなりました。
しかもお弁当を2つ作って、
これでは塾の時とあまりかわらない?
と思うのですが。
世の中のお母さん方は
もっと褒めてもらっても
いいですよね?
嵐がやってくる
大人になりつつあるに子にも
反抗期がとうとうやってきました。
もともとおとなしいタイプの女の子ではありましたが、
気に入らないととことんだまりだしてそのままです。
あまりに頭にきて
「かえってこなくていいよ!」
と言った日がありました。
その日、本当に何時になっても帰ってきません。
それでいち子と手分けして町内を探し回りました。
するとどうでしょう。
いち子から連絡がきて
「ママ、に子がショッピングモールでパスタ食べてるって」
と言ってきました。
一瞬唖然です。
今の子は「帰らなくていい」というと
本当に帰ってこなくなるのです。
我が家は、
姉のいち子が同志社に通っていることによって、
私立ならではの厳しい決まりを守って生活しているわけではありません。
なのでなんでも自由が当たり前なところがあり、
に子はそれに影響されたのでした。
神戸女学院も制服がないので
夜にショッピングモールにいても
だれも不思議に思わないんですね。
なぜなら同志社を創設した新島襄先生と神戸女学院は創設の際につながっているからです。
私は帰ったあとに子に
「なんで帰らないの!!」と強くいいましたが
「ママが帰らなくていいといったから」と普通に話しました。
ちょっと言葉を汚く言えば「怖い」って感じです。
そして私も対戦すべく、
次にいうことを聞かないで夜遊びしていたら、
ママは退学させるから。
と言ってみました。
ですが、あのマイペースで気の強いに子が優しくほほえみながら「ママー」なんていくことは今の今でも聞いたことがありません。
もちろん、大学も「学費を納めない」と力いっぱい言っていますが、
それも全く聞かずです。
いち子とに子の二人の反抗期が同時にきた我が家。
それを抑えてくれるはずのだんなさんが
東京に単身赴任となりいってしまいました。
この先本当に不安しかありませんでした。