Fラン母さんが長女有名大、次女医学部に押し込むまで~46~

Fとは

 

わざわざ「Fラン」と豪語しなくても

身近なお母さんのなかには、私のような「Fラン母さん」が

この世の中には、たくさんいらっしゃると思います。

 

そのことを理解できない子供。

 

どうしてか?わかります?

それは子供との年齢の差にあるんです。

 

私の周りだと「私短大卒だから」という言葉をよく聞くんです。

今のお子様たちが聞いたら「短大?それって専門みたいなもの?」

なんていわれてしまうけれど、

私の時代には例えば青山女子短大、東京女学館フェリス女学院

など男性から見たらキラキラしている短大、しかも偏差値が60は軽く超える

短大が山ほどあったんです。

さらに言えば、これも時代遅れのような、差別的な言い方になっているかもしれませんが、短大卒の女の子の方が就職にも圧倒的に有利で、企業も短大卒の子を求めた

世代でもあるんです。

 

それが変わりに変わって少子化というよりも女子の真面目さなどが相まって

大学に行くとなるとそれは4年生に変化するようになったんです。

だから私が行く頃には4年生に進む女子の方が圧倒的に少なく、

しかもそのころの大学進学率は35パーセントくらいしかいなかったんです。

 

だから子供に「ママは短大だから」といわれてもそれは

馬鹿にされているとおもってはいけません。

なんだったらその時期の大学進学率を見せるといいかもしれません。

 

きっと今の時代の偏差値に合わせて「ママは短大」というのが

さみしいのかもしれません。おそらくそんなお子さんは自分は

とにかく頑張って受験勉強をしているものだから

なんとなく2年制というと勉強時間が少なく感じてしまうのかもしれません。

 

私の場合は、実は高校3年生の夏まで短大しか思ってなかったんですね。

それは何も考えずみんなが短大にいくから私も。です。

ですが、4年生に行けばもっと遊べる!それだけを信じてそこから

受験勉強をやり直しました。

しかも4年生の大学に切り替えるとなると

あらたに社会も入ってくる。今ならそんな無茶なことはしないけれど、

何もわからない私はなんとなく進める!とありもしない自信でやってみました。

そんな話を私は子供たちに言ってありましたから、

「ママがバカ」なんていうこともなく今に至ります。

 

なにがいいか、専門でないとできない勉強もあります。

問題は高校に入ったところから自分の行先を考えない、

はっぱをかけないことにあると思います。

 

一つでもなにかに気が付けばそこから気持ちは広がっていきます。

そこになるまでに「どうするの」をしつこく言います。

するとなんとなく地盤が固まっていくんです。

 

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