それでは、大学受験したに子についてはじめていきたいと思います。
私はFラン大学出身。といっても私の頃はFランという呼び方さえなかったんですね。
なので、自分自身「なんとかひっかかった」とは思ってたけれど、
ここまで上からし下に序列があるものだということさえ知らなかったんです。
世の中の人が誰でも知っている早稲田や慶應義塾、そんなところは
全く考えても、というよりも想定にも入っているわけもなく、
ひたすら「まあ、どこかに受かればいいや」という怠惰な学生でした。
なので、勉強時間もやって3時間くらい。
それでもわからないところもあったくらいです。
それなのにに子が「医学部を受験するから」とぼそっといいました。
私は、どうにかなってしまったのかと、またすぐに気が変わると思い、
心配しつつ様子をみていた感じです。
ですが進学校に通っている学生の東大や京大、医学部に入ろうとする生徒さんは
一日に起きている間はずっと勉強しているんです。
そんなことできる?と内心思いましたが
どんなエックスやティックトックをみても
医学部に入学している人は同じように言います。
ですが私はどこか悩みか何かがあって
ひたすら打ち込んでいると思うほどでした。
考えてみれば現役生の時間ってすごい短いんですよね。
しかも公立の翠嵐や日比谷のように
学校でもフォローしてくれるというわけではないんです。
それはそれぞれが高いところを目指しているので、
先生が絞った内容で教えてくれるということはできないんですよね。
ちなみにに子は物理を選択していましたが、学校の授業に物理はなく
自分で勉強するということになりました。
それでに子は学校帰りにに子は駿台の自習室に行き、
同じように医学部に入ったチューターさんに
わからないところを質問するようになったようです。
このようですというのが、帰りは深夜、
そして勉強で疲れ切ったに子は激不機嫌、
当たり障りのないことを聞いても無視。
ひたすらプリントを覚えているようでした。
一度、私が音楽をかけて迎えに行ってた時に
「うるさいから!!!やめて」と
どなられたこともあります。
よそのお子さんも同じだと思いますが
医学部に入るためにはだいたい14時間の勉強が必要なんです。
14時間なんて寝ていても起きてしまうほどですよね。
それを高校3年生の時にこなすんです。
もちろん文系のお子さんもいますから
この数値が適当かはわかりませんが、
医学部に入るとしたらこんな具合です。
というのもまず私立のマンションが買えてしまうほどの学費に
サラリーマン家庭はおののき、
とにかく国公立を目指します。
に子もセンター試験を当然うけました。
ただ他のお子さんと違う点は、
に子は夏休みと冬休みに東京の市谷にある駿台予備校に
転入させてもらっていたことです。
大胆に「医学部に行く」と宣言したものの、
外では「まだ決まっていない」と
小心者なのでごまかしていたからです。
幸い東京には単身赴任中の父親がいましたから
そこで受験勉強を休みの間していました。