ここからは受験をしないいち子と受験生のに子にわけていきます。
いち子から
高校3年生ともなると、もしかしてその前から
受験する学生たちは受験勉強でほとんどの時間を
勉強に追われます。
では受験をしないそのまま上がるいち子のような学校での行事などはどうなのか。
わからないこともあるかと思い詳しく書こうと思います。
まず、進学校ではありえないいち子の夏休みです。
基本的に塾や予備校にいって秋からのテストに備えるということはありません。
さらに長い休みの間クラブが終わってしまうともう学校にもいきません。
そんな時に親御さんは、どうするのか?
わりと1ヵ月のホームステイや留学に行かせる親御さんが多いんです。もちろん独自にです。
また親戚がアメリカに住んでいるとかいうお子さんは、そこで英語を勉強します。
いち子は3人部屋となった大学の研修用のラーニングスクールに入学しました。
心の中では「行きたくない」と思っていたいち子。
ですが私と旦那の勢いに押されてなんとか搭乗ゲートをくぐっていきました。
もともと英語が苦手というか勉強がドンマイのいち子にとって、この旅はまさに苦行そのもの。
帰ってきたときはどこかほっとしていたように思います。
これで勉強に目覚めるかと思いきや「もう海外は二度といかない」と一言。
人間、向き不向きもあるのでまあしょうがないですよね。その後、いち子が海外にいくことはありませんでした。
ただ、大学に上がるための英語の試験としてTOIECのスコアが必要になるんです。
これは全部の総合評価の1つの材料として○○学部は何点以上、○○学部は何点以上とおおまかに決まってます。
なのでこのタイミングでいやでも留学したことはかなりの効果がありました。
そして行きたい学部ですが、
そして広大な敷地を誇る理系は京田辺というものすごくのどかな田舎なんです。
なので長い間ずっとこのにぎやかな京都の町にいたいち子たちはみんな文系を選びます。
そしていち子は恥ずかしながら行くところが本当にぎりぎりで経済学部にいくことになるようです。
それもこれも小テストなどで細かく点数を作ってくれた先生のおかげです。
ただ相変わらずの礼拝の遅刻が止まらず、最終的には毎日長く礼拝を受けることとなりました。
こうした中でながい夏休みに自動車免許を取ってしまう生徒もいれば、いち子のような留学をする生徒、さらにはラグビー部などは大学も熱心なので、一緒に練習をさせてもらうような生徒もいます。
こうやって受験勉強とは全く異なった一年を過ごすわけですが、振り返ってみれば、私はここでテストの度に毎回謝り、進級できるかドキドキし、中学、高校とやってきたのですが、それもこれもいち子の周りの友達のおかげです。
大変な時期になると3時間もかかって通学しているいち子を泊まらせてくれたり、お母様にご飯をごちそうになることもしばしば、そういった意味ではいち子は長く付き合っていく大切な友達を見つけられたと思います。